webサイトを運用するときには、クリック率改善に向けて手を加えることもあるはずです。本当に効果があったのかどうか知りたいのであれば、きちんとテストを行う必要があります。テストを実施しないと本当に改善されたのか知ることができず、中途半端な対策になってしまうでしょう。

クリック率改善にはABテストを利用

クリック率改善に至るまでに利用できるテスト方法にはABテストがあります。これの特徴ややり方をきちんと知り、クリック率やコンバージョン率アップが目指せるようにしてください。

ABテストはAとBの2つのパターンを用意してテストするというものです。2つのパターンを実施した結果、どちらのほうが高い成果を上げることができたか見極めます。

逐次テストと並行テストの2種類がありますが、前者の場合はAとBのテストを別の期間に行う方法です。並行テストは対象ユーザーをグループ分けし、一方にAパターン、もう一方にBパターンを試すことで同時にテストする方法だと言えます。

前者は手軽に行いやすいというメリット、後者は季節や時期の影響を受けにくいというメリットがあります。

具体的なやり方として、まず仮説の設定から行うことになるでしょう。ページが長すぎるとコンバージョン率が上がらない、配色によってコンバージョン率が変わるなどの仮説を立て、それらが検証できるページを作成します。

テストの特徴や実施方法を理解しよう！

ページの作成が完了したらテストを行ってください。一定期間のテストが終わった後には、分析と改善を行います。

仮説が正しかったのかどうかというポイントに注目しながら、どちらのパターンのほうが高い効果を出せたのか調べていくと良いです。分析後には改善を行いますが、それで終わりにするべきではありません。

1回で終わらせずに何度かABテストを重ねることによって、確実にクリック率が改善できるようになります。ABテストなどを行っても効果が出ないと感じたことがある場合は、実施回数の少なさが問題となっている可能性があると覚えておきましょう。

何度か実施した上で、最終的に採用するものを選ぶ方法をおすすめします。

クリック率を改善したいのであれば、ABテストが有効です。ただし、やり方を間違えてしまえば十分な成果に繋げることができません。

テストの特徴や実施方法を細かく知った上で、取り組むことが大切だと言えます。コンバージョン率を高めるためにも、まずはテストについて理解を深めることから始めるようにしてください。