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リマーケティング広告のメリット・デメリット

一度訪問したユーザーを追跡して広告を表示するリマーケティング広告は、Webサイトで幅広く活用されている手法です。

リマーケティング広告のメリット

リマーケティング広告のメリットは、一度訪問したことがあるユーザーに対して、見込み客としてのアプローチができることが挙げられます。見込み客は興味を持ってサイトを訪れている可能性が高いので、アプローチによって購買に繋げられる可能性がアップします。

また成約率を意味するコンバージョン率を高められるので、興味のないユーザーに対するターゲット広告と比べて、リマーケティング広告はこのコンバージョン率の軍配が上がります。成約1件あたりの広告費、いわゆるCPA削減に繋がるのもリマーケティング広告のメリットで、費用が浮く分だけ他のことにコストが回せます。

リマーケティング広告は検討期間が長くなる、例えば高額だったり長期的に使用するような商品、サービスといった商材との相性が良いです。
高額商品は簡単には購入の決断に至らず、サイトを離脱しては戻るを繰り返すケースが少なくないです。そういった悩みに悩み決めかねているユーザーにとって、リマーケティング広告は購買の後押しになり得ます。

 

リマーケティング広告のデメリット

メリットが豊富なリマーケティング広告ですが、デメリットも少なからず存在します。リマーケティング広告は少なくとも一度訪問したことがあるユーザーにしかアプローチできないので、新規顧客の開拓や獲得には向かないです。

新規顧客に対するアプローチはまた別の方法が必要になりますから、並行して取り組もうと思えばその分コストが掛かります。検討に時間が掛けられる商品に対し、リマーケティング広告はすぐに購入を決めなくてはいけない商品との相性が悪いです。

これはつまり、リマーケティング広告に即効性がないことを意味しますし、そういう効果に期待するなら他にもっと適したやり方があります。リマーケティング広告は、導入して運用をすれば自動的に成果が上がるわけではなく、成果を上げたり維持する運用のハードルはそれなりに高いです。

この手法はリターゲティングリストを使って対象のユーザーに広告を表示しますが、対象から外れるユーザーがリストに混ざると精度が下がり効果が半減します。必然的にリターゲティングリストの質も上げる必要があるので、そこがネックになり得ますし、運用には経験豊富でノウハウも持っている人材が不可欠です。

試行錯誤で結果を出そうとすると時間やコストが掛かってしまいますから、やはり運用を担当する人材が重要で、人材の能力が成果を大きく左右することになりそうです。