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cookieの重要性ターゲッティングに欠かせない閲覧情報

マーケターにとってcookieはとても重要な要素になるもの、正しく理解していないとターゲッティング広告の配信にも影響を与えるといっても過言ではありません。cookieは、ウェブブラウザが持つ機能の一つで利用者がブラウザを通じてアクセスを行ったサイトおよび利用環境、IPアドレスなどの情報を一時的に保存する仕組みです。

cookieとは?

主な機能としては、サイトへのログイン情報(IDおよびパスワード)を保存しておけるので次回以降のログインを簡単にできる、動画サイトなどの場合は途中まで閲覧した動画はその位置を保存できるため、次回以降にアクセスするとその場所からスタートできる、さらに通販サイトなどでカートに入れたままの情報を一定期間保持できるなどが挙げられます。

cookieと間違いやすい機能にキャッシュがありますが、キャッシュはパソコンやスマートフォンにウェブページのデータを一時的に保存しておいて次回アクセスを行ったときにスピーディに表示させる機能です。これらのことからも、cookieはアクセスおよびログインに関するユーザーの情報を保存するもので、キャッシュはウェブページの情報を保存するなどの違いがあること、データを保存するなどの意味合いにおいては同じようなニュアンスはあるけれども全く異なる機能であることをしっかり理解しておきましょう。

 

ターゲティング広告はサードパーティーcookieを利用している

最近は、サードパーティーがこの保存内容においてプライバシー保護の観点での問題視されていたりファーストパーティーとは違ってサードパーティーウェブサイトを横断しながらユーザーの行動履歴を追跡可能にするため、プライバシーの侵害に繋がるのではないか、このような意見が集まっているようです。

閲覧履歴なども記録されているわけですから、他に人にあまり知られたくない情報を調べていたりすると気にする人も多いのではないでしょうか。ちなみに、閲覧履歴はブラウザの履歴を利用することで簡単に内容を把握することはできるのですが、キャッシュに保存されている情報になるため、キャッシュをクリアすることでその情報を消すことができます。

ターゲティング広告はサードパーティーcookieを利用して、閲覧者をトラッキングすることで配信ができる手法になりますので、サードパーティーcookieが規制されることでターゲッティング広告は実質配信しにくいものになりがちです。そのため、マーケティングの中ではサードパーティーcookieに依存しないマーケティング活動を工夫することが求められます。