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見込み客と潜在顧客とは

マーケティングを行うのであれば、顧客の種類について正しく理解しておく必要があります。見込み客と潜在顧客という言葉を聞いたことがある人は多いはずですが、この2つは違った人物を指す言葉です。

効果的なマーケティングを実現するためにも、違いを覚えておきましょう。

 

見込み客とは?

まず、見込み客はサービスや製品を購入してくれる可能性がある人を指しています。自社の製品やサービスに興味を持ち、メルマガ登録やSNSフォロー、ホームページの閲覧や資料のダウンロードなどを行っている人がこれに該当するでしょう。

例から分かる通り、具体的なアクションを起こしている人がこれに当てはまることになります。商品などに全く興味がなければアクションは起こしません。

何かしらの行動が見られた人は興味があると判断することができ、見込み客に分類されることになります。インターネット上では、コンバージョン率に貢献している人は見込み客だと言えるでしょう。

コンバージョン率はお問い合わせやメルマガ登録などの成果で向上するものなので、分析の結果これに貢献しているユーザーであることが判明すれば、このタイプの顧客だと考えて良いです。

 

潜在顧客とは?

潜在顧客は、商品やサービスを認知すれば見込み客になる可能性がある人を指す言葉だと覚えておきましょう。どちらも将来顧客になり得る人物という点では同じですが、潜在顧客の場合はまだ認知すらしていない人を指しています。

つまり、このタイプの人物を顧客化したいのであれば、企業が適切にアプローチを行わなければなりません。広告を出したりSNSの知名度を上げたり、キャンペーンを実施して多くの人にサービスを知ってもらったりすることで、潜在顧客に気づいてもらう必要があります。

マーケティングを成功させるためには、どちらの顧客も非常に重要です。既に認知してくれている顧客のほうが成果に繋げやすいと思うかもしれませんが、多くの人に製品やサービスを買ってほしいのであれば潜在顧客へのアプローチも怠ることができません。

違いを確認すれば分かるように、顧客がどのフェーズにいるかということで適切なアプローチは違ってきます。認識を間違えていれば最適な働きかけを行うことができず、自社の商品やサービスを購入してくれる相手を逃してしまう恐れがあるでしょう。

マーケティング成功のためには違いを正しく把握し、それぞれに応じた最適なアプローチ方法が考えられるようにしておくと良いです。